補修箇所解体
透湿・防水・防風シート撤去
今回はサイディングをすべて外して透湿シートを貼り替え通気工法施工をします。
既存のサイディングボード上方から下方に向けて剥がして行きます。白い紙は二次防水材透湿・防水シートですが、すでにカビが生えており、相当な湿気が溜まっていたことがわかります。
壁の中の断熱材と外壁下地材との間に湿気がこもると、合板などの湿気を通しにくいものでは年数が経つうちに下地材が湿気で腐ってしまうことがあります。
防水シートと同じでサイディングボードも下から順番に張っていきます。上下に約10cm、左右に約15cm重ねて施工します。
透湿防水シートの上に通気用の「胴縁」を取り付け、サイディングボードの繋ぎ目となる部分にハットジョイナーと呼ばれるジョイント用の金物を用い、サイディングボードを張り付ける工法です。
構造用合板が乾燥したら新たに透湿・防水シートを張って行きます。
特にサッシ周りや換気口などの開口部周りの防水処置は確実に行う必要があります。
サイディングカバー工法の完成です。雨漏りを止め尚且つ美観も新築のように生まれ変わりました。
綺麗になりましたね!雨漏りがひどいとの相談を受けたときのI様の不安は取り除けたのではないでしょうか。
今回は雨漏りが目に見えましたが、知らないうちに内部が蝕まれていることもありますので、やはり定期的なメンテナンスは必要です。